Oracle Database@AWSでは、顧客がAWSの専用インフラ上で「Oracle Autonomous Database」や「Oracle Exadata Database Service」など、同社の高度なデータベース技術にアクセス可能になる。このサービスは「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」とAWSのシームレスな統合を実現し、両クラウド間の統一された体験、データベース管理や請求の簡素化、アクセスしやすい共同カスタマーサポートなどを提供。さらに、顧客はOracle Databaseのエンタープライズ・データを、「Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)」、「AWS Analytics」、または「Amazon Bedrock」などのAWSのAI・MLサービス上で実行されるアプリケーションにシームレスに接続可能になるという。
なお、Oracle Database@AWSは年内にプレビュー版が提供開始され、2025年から各国でリージョンの展開が進められていく見込み。
オラクルの会長兼CTOであるラリー・エリソン氏は同日行われた決算発表の中で、データベース事業の急成長に言及。「マイクロソフトおよびグーグルとの契約の賜物」とし、AWSとの新たな連携について「マルチクラウド時代のマイルストーン」とコメントしている。
参照リンク
Oracle and Amazon Web Services Announce Strategic Partnership
Oracle Meets AWS: New Partnership Delivers Best Of Two Cloud Worlds
With new Amazon Web Services partnership, Oracle’s cloud database trade-off is complete – GeekWire