データ駆動型社会に潜むトラップを回避せよ

田口 勉（たぐち・つとむ）氏Neutrix Cloud Japan株式会社　代表取締役社長 CEO

意思決定を改善するデータ分析：「使える」データを集めよう

近年においてデータの活用は最も重要なテーマの1つです。本発表では、データ分析がビジネスにおいてどのように役に立つのか概要を説明したうえで、データの一元管理と品質がなぜ重要なのか解説します。
データ活用ができている企業は分析に必要なデータの集約と品質の改善に取り組んでいます。なぜなら効率よく安全にデータを分析できる環境を整えるということが必要だからです。

薄井研二（うすい・けんじ）氏

フリーランスのデータアナリスト。1990年茨城県生まれ。化学修士。
ソフトウェア開発や機械学習を使った機能の実装を務め、現在はWebサービスを提供するスタートアップを中心にデータ分析によるビジネスの支援に従事。

バックアップから始めるDX―データ価値最大化への第一歩

2030年には日本の労働人口が大幅に減少し、DXの成否が日本の未来を決定づけると言われ、医療、教育、法律、宇宙分野でのデータ活用が期待されています。DXの原材料は各企業のデータですが、データの管理が十分でないのが現状です。
DXへの第一歩は、貴重なデータ資産を守り育てることから始まります。まずは散逸するデータを確実にバックアップ、データハブに集約し、DXの基盤を築いていくことが重要です。クラウドを活用して、データをインサイトや売れるデータへと高めていく方法を解説いたします。

杉山達朗（すぎやま・たつろう）氏Veeam Software株式会社　クラウドビジネス本部　本部長

仏国立サヴォア大学修了後、サービスプロバイダのキャリアをスタート。Savvis（現Century Link）のコマンドセンター長、VCE（現DellEMC）を経て、VMwareのvCloud Air事業の立ち上げメンバーとしてCustomer SuccessとTechnical Servicesの両部門の部長を務める。2018年Veeam Softwareに入社、「データ保護で人を幸せに」をモットーに、CSPやMSPと共にデータ関連サービスを立ち上げ今に至る。

データ保護、データ活用に関するコニカミノルタジャパンの取り組みやサービスのご紹介

近年DXが叫ばれている中、システムの導入に着目しすぎて将来にわたるデータの扱いに課題があると感じます。
データは企業の重要な資産であり、その活用は社会の活動に大きな影響を与えます。
様々なデータが増加する一方で、データの保護も求められており、さらにはデータの利活用についても各企業で模索しているものと思います。
そこで弊社で取り組んでいるサービスや事例をご紹介させて頂き、参考となる情報をご提供いたします。

中津繁(なかつ・しげる)氏コニカミノルタジャパン株式会社　DXソリューション事業部　ソリューションエンジニアリング統括部　公共文教システム部 デジタルプラットフォームグループ　グループリーダー

2002年より某IT企業にて、Unix・Linux・Windowsといったプラットフォームの保守やインフラ構築の実務を経験。2020年よりコニカミノルタジャパンにて主にインフラの案件を担当、近年では文書管理システムのインフラやクラウドビジネスの拡販に携わっている。

データロストは絶対許さない！その発生原因とストレージに求められる技術とは？

デジタル変革の急速な広まりに伴い爆発的に増大するデータ。企業競争力を高める原動力としてデータ基盤の最適化に多くの企業が取り組まれています。処理能力向上、高可用性、コスト最適化など様々な課題がありますがデータロストはビジネスに最も甚大な影響を与えるリスクではないでしょうか？当セッションではハードウェア障害やサイバー犯罪をはじめとしたデータロストの発生原因に対応する革新的な技術をご紹介いたします。

橋口慎一（はしぐち・しんいち）氏INFINIDAT Japan ソリューションアーキテクト

日本IBMおよびNetAppで先進技術のサポートエンジニアおよびセールスエンジニアとして、多くの企業が直面していたデータ管理を取り巻く課題について取り組む。2018年からINFINIDAT社で大容量データを安全かつ確実に保管するためのソリューションを推進している。

生命保険会社におけるデジタル・データ・クラウド戦略
～クラウド時代におけるデータの守り方～

生命保険は「形のない商品」です。 保険契約の実態はすべてデータとして格納され、長期間に渡り100％の完全性を維持し続けなければなりません。 一方、保険業界にもDXの波が押し寄せており、データを活用した新しい商品やサービス開発が進められ、同時に保有するデータ量が爆発的に増加しています。 クラウド化が避けられない現状において、これらデータを守りながら、活用の利便性を向上させることが今後の重要課題となります。 生命保険会社におけるデジタル・データ・クラウド戦略をご紹介いたします。

太田雅一（おおた・まさかず）氏スミセイ情報システム株式会社　常務執行役員

1988年住友生命保険相互会社に入社以来、社内システムの企画・開発・保守業務などに幅広く従事。とりわけITインフラのスペシャリストとして、社内ITアーキテクトの立場で長きにわたり活躍。今年4月より現職。現在はDX関連システムの開発、データ分析、サイバーセキュリティ、R&Dの領域を担当。

データ活用の未来　真にデータを守り、活用する方法とは？

企業活動においてデータの利活用が叫ばれて久しいですが、そのためには自社のデータをしっかりと所有し続け、活用できる形で複製していくメカニズムが必要です。
Democratic Data Day Autumn 2023では、真にデータを守り、活用する方法、またその先進的な事例を各分野のプロフェッショナルにご紹介いただきました。各セッションを総括し、データ活用の未来を考えます。

田口 勉（たぐち・つとむ）氏Neutrix Cloud Japan株式会社　代表取締役社長 CEO

株式会社シーイーシーで、キャリアをスタート。米国フィデリティインベストメントのブロードバンドグループ、KVH株式会社（現Coltテクノロジーサービス株式会社）、株式会社アイネットでブロードバンド、データセンター、クラウドサービスなどの事業を手掛け、2020年にNeutrix Cloud Japan株式会社を創設、現在に至る。