DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

(写真:Simple Line / shutterstock

DXで次世代の建設業界を創る。建設用3Dプリンタ開発企業が資金調達

建設業向けの3Dプリンタを開発する株式会社Polyuseは2月15日、新たに第三者割当増資による7.1億円の資金調達を発表した。今回のラウンドには、新規投資家のユニバーサルマテリアルズインキュベーター、SBIインベストメント、Emellience Partners、既存投資家のCoral Capital、池森ベンチャーサポート、吉村建設工業が参加した。

Updated by DX Laboratory on February, 17, 2023, 4:00 am JST

建設施工DXのPolyuse、新たに7.1億円を調達【PR TIMES 2/15】
Polyuseは2019年に設立。本社は東京都港区。建設用3Dプリンタを中心とした建設業界特化型のハードウェアやソフトウェア、サービスを開発・提供。高齢化による慢性的な人材不足やインフラの老朽化、資材の高騰といった建設業界の課題に取り組んでいる。

同社は国内唯一の建設用3Dプリンタメーカー(同社調べ、日本国内における「建設用3Dプリンタ技術に関連する機械・ソフトウェア・材料を内製化して研究開発を行い、サービス提供及び導入支援まで行う企業」として)だといい、2022年1月には国内で初めて国土交通省が公共工事に技術採択。2022年度は全国で30件強の3Dプリンタ施工を実施したという。

株式会社Polyuse ウェブサイトより。

同社は調達資金の使い途について、建設用3Dプリンタの精度や品質の向上、印刷方法の多角化など、さらなる研究開発に言及。また、施工データを施工管理や計画段階でも活用できるプラットフォームなど、プロダクトの新たな領域への発展、研究開発拠点や製造拠点の拡充、人材採用の強化などにも活用していくという。

参照リンク
建設現場の施工DXを牽引するPolyuse、7.1億円の資金調達を実施(PR TIMES)
建設用3Dプリンターを牽引する「Polyuse」。地道に泥くさく開発を進めるその先に、彼らが見据えるのは、人とテクノロジーが共存する、わくわくする未来だった(デジコン)
株式会社Polyuse:https://polyuse.xyz/