DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

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(写真:Sundry Photography / shutterstock

Google Cloud、マルチクラウド環境向けの新たなセキュリティソリューションを発表

Google Cloudは3月13日、新たなクラウドリスク管理ソリューション「Security Command Center Enterprise(SCC Enterprise)」を発表した。事前対応型のクラウドセキュリティと企業のセキュリティ運用を統合する業界初のソリューションで、同社が2022年に買収した米サイバーセキュリティ企業Mandiantの技術を活用しているという。

Updated by DX Laboratory on March, 20, 2024, 5:00 am JST

SCC Enterpriseは、Google Cloudのセキュリティ運用管理サービス「Security Command Center」をベースに、Google CloudやAWS、Microsoft Azureで構築されたマルチクラウド環境を保護するための機能を追加したもの。企業はセキュリティ態勢管理、アクティブな脅威、クラウド・アイデンティティ、データなどの情報を一元管理・可視化でき、リスクの高い問題の特定・修復に役立てられるほか、マルチクラウドのセキュリティ確保における説明責任を果たすことができる。また、マルチクラウドのセキュリティ管理経験の浅いユーザーに向けた生成AIも搭載。SCC Enterpriseを利用する際に遭遇する複雑なセキュリティの問題や用語を簡素化してくれるという。

なお、同ソリューションはクラウドワークロードベースのシンプルな価格設定で、数週間以内にサブスクリプション提供される見込み。すでにSecurity Commande Center Premiumのサブスクリプションを契約する顧客は、追加費用なしでアップグレードできる。

参考リンク
Introducing Security Command Center Enterprise | Google Cloud Blog
Google’s new Security Command Center Enterprise puts you at the helm of your multicloud environment, with AI SecOps to back you up | TechRadar
New Google Security Solution Aims to Tackle Multicloud Risks
Google’s Security Command Center Enterprise fills gaps across cloud security lifecycle | CSO Online