Modern Times編集部

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(写真:Danussa / shutterstock

近日中に「DX用語解説」をスタートします

 

Updated by on June, 3, 2022, 9:00 am JST

「IT業界が開発してきたのは技術ではなく言葉だ」というくらい、この“業界”は言葉に敏感です。言葉の強さを知っている、とも言えるでしょう。しかしその多くは単なるバズワードとして雲散霧消してしまうのも事実です。例えばユビキタスコンピューティング(ubiquitous computing)はコンピュータがいたるところに遍在(偏在ではありません、念の為)していることを示す、当時パロアルト研究所に在籍していたマーク・ワイザー(Mark Weiser)による造語ですが、彼がイメージしていたのは、コンピュータ=至高の存在=神=イエス・キリストだった、と言われています。つまりどこにでも(一神教の)神が存在する=基本的に同じ神がどこにでもいる、という状態を指し示すことになり、八百万の神の存在を信じる日本人にはそもそも「ピンとこない」言葉だったのだと思われます。

何がバズワードで、何がバズワードでなかったのかはそのブームが終わってみないとわからないのが実情で、その意味でAI(Artificial Intelligence)というバズワードは過去に2回死んでいるのですが、3回目にしてようやく定着(?)したと言えるのかもしれません。そして今、最も意味不明な言葉の代表格がDX(Digital Transformation)とWeb3(Web3.0)でしょう。検索しても、出てくる結果が「妙にシンプル過ぎてわかりにくい説明」だったり、「猛烈に難しくて何を言ってるのかわからない」説明にしか出会うことができず、戸惑った方も多いのではないでしょうか。

AIを説明するときにはいくつかの単語群(e.g. 機械学習、データマイニング、フィードフォワード、ニューラルネットワーク、etc)が必要なように、DXもやはりいくつかの言葉を駆使して立体的な理解を必要とするバズワードなのだと思います。そこでModern TimesではDXの理解を進めるために必要な30語を選定し、解説していくことにしました。近日中に、その30語がどのような用語群なのかを公開させていただき、順次その用語を丁寧に解説していく予定です。

なお、Web3(Web3.0)の解説についてはWirelessWireNewsの「Web3の「魂」は何なのか?」 https://wirelesswire.jp/2022/06/82564/ をご参照ください。政府をも巻き込んだ形での、言葉の定義に関する混乱が実によくまとめられています。

(Modern Times編集部)