DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

(写真:Singleline / shutterstock

医療DXの現在。適切な医療を案内するテクノロジー

AIを活用した受診相談や問診サービスを手がけるUbie株式会社は7月27日、シリーズCファーストクローズで35億円の資金調達を実施したと発表した。同社の累計調達額は79.8億円となっている。

Updated by DX Laboratory on July, 29, 2022, 4:00 am JST

AI問診のUbie、35億円の資金調達を発表【PR Times 7/27】
Ubieは2017年に設立。本社は東京都中央区。「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションとし、生活者・患者と医療機関の双方に向けたサービスを提供。いずれも医療の入り口である「問診」にフォーカスしたもので、AIをコア技術としている。

Ubie ウェブサイトより

このうち、生活者・患者向けには、気になる症状から関連疾患と疾患に関する詳細な情報、近隣の医療機関などの医療情報を調べられる症状検索エンジン「ユビー」を提供。開始から約2年で月間ユーザー数は500万人まで拡大したという。医療機関向けには、病院・クリニックでの問診のデジタル化と病名辞書により、医療現場の業務効率化をサポートする「ユビーAI問診」を提供。全国1,000以上の医療機関に導入されている。この他、患者と医療機関をデータ連携する事前Web問診サービス「ユビーリンク」も展開。既に1万5,000以上の医療機関が登録し、スムーズな受診・診察に貢献しているという。

調達資金については、今後拡大を目指す製薬企業向け事業の人員増強に活用する見込み。また、「ユビーAI問診」の営業人員強化や「ユビー」のシステム開発およびマーケティング施策にも活用するという。

参照リンク
【PR Times】Ubie、シリーズC ファーストクローズで35億円の資金調達を実施
Ubie:https://ubie.life/