DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

(写真:Derplan13 / shutterstock

DXが海を変える。海事産業のデジタルソリューションとは

海事産業向けのデジタルソリューションを手がけるMarindows株式会社は8月26日、シードラウンドでソフトバンクや商船三井、三菱造船など16社から総額6億円の資金調達を発表。また、静止衛星を使用した海洋向け衛星電話サービス「SHIP365」のリリースも同時に発表した。

Updated by DX Laboratory on August, 31, 2022, 4:00 am JST

海事産業DXのMarindows、シードラウンドで6億円を調達【PR Times 8/26】
Marindowsは2021年設立。本社は東京都港区。「情報通信革命で、海事産業が抱える安全性・生産性・環境性の課題を解決し、海洋・海事産業を日本最大の成長産業へと変革する」をミッションに掲げ、海洋統合デジタルプラットフォーム「Marindows」をベースとしたさまざまなアプリケーションを提供。船員をはじめとする人財の労務環境の改善や、DXによる海事産業の生産性向上を目指している。

海事産業DXのMarindows
Marindows株式会社 ウェブサイトより。

今後は「内航船向け喫緊の課題を解決するためのサービス開発・提供」、「小型旅客船向けの事故ゼロに向けた衛星通信サービスの販売」、「海洋の環境・生産性・魅力を高めるための海洋OS『Marindows』の設計」の3点に重点を置いて事業展開を推進するとのこと。同社は2022年10月以降、労務管理やメディカルサービスなどのアプリ群、専用デバイス、船内サーバーなどをパッケージにした内航船向けサービス「マリコ」の提供を計画。2023年3月以降には、内航船専用のドライブレコーダー「ドラコ」およびナビゲーション「ナビコ」の提供を予定しており、その他様々な海事産業向けサービスの開発を進めている。

参照リンク
【PR Times】海洋DXを推進する「Marindows株式会社」シードラウンドの完了を発表総額6億円を調達し、海洋DX事業を本格的に展開
ソフトバンクとMarindows社が海事産業のDX推進に向けて資本・業務提携
Marindows CEO・末次康将氏。ソフトバンクと新サービス(日本海事新聞)
Marindows株式会社:https://marindows.com/