DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

(写真:Simple Line / shutterstock

DXが変える製造業の未来。労働力不足の解決へ挑むAIソリューション

工場の自動化や物流の省人化を支援するオープンソースソフトウェア・ハードウェアを手がける株式会社RUTILEAは8月31日、シリーズBラウンドでAbies Venturesとサウジアラビアの政府系ファンドであるRiyadh Valley Companyから2億3,000万円の資金調達を発表した。

Updated by DX Laboratory on September, 6, 2022, 4:00 am JST

製造業DXのRutilea、シリーズBラウンドで2億3,000万円を調達【PR Times 8/31】
RUTILEAは2016年に設立。本社は京都府京都市。製造業や物流業、小売などに向けて、マシンビジョンを核としたオープンソースソフトウェアやハードウェアを開発。国内大手自動車メーカーや総合家電メーカー、電気機器メーカーなどの課題解決に取り組んでいる。

同社は今年6月、京都大学との共同研究契約も締結。両者は日本の労働力不足の解決策として、リモート環境下で国境を超えて労働力を提供する「デジタル上の移民」に注目。この移民によるビジネスモデルが成立するかどうか、共同研究で検討していくと発表していた。

製造業DXのRutilea
株式会社RUTILEA ウェブサイトより。

調達資金については、AIモデル制作の過程を短縮する新規アルゴリズムの研究開発、エンジニア人材の採用、マーケティングおよびプロモーションに活用する見込み。事業規模を拡大し、より多くの顧客の労働力不足の解決に貢献していくという。

参照リンク
【PR Times】製造業DXのRUTILEA Abies VenturesとRiyadh Valley Companyから資金調達を実施
AI活用による労働力不足の解決に取り組むRUTILEA、京都大学との共同研究を開始
Riyadh Valley Company Invest in the Japanese Company RUTILEA(Riyadh Valley Co. )
出資先のRUTILEAが2億3000万円の資金調達を実施し、日本経済新聞に取り上げられました。(Abies Ventures株式会社)
RUTILEA:https://www.rutilea.com/
製造業をオープンソースで自動化——工場の変革を目指す京都発AIスタートアップ「RUTILEA」(fabcross)