DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

(写真:OneLineStock.com / shutterstock

緊急通報をDXでサポート。データ活用プラットフォーム

緊急通報のためのデータ活用プラットフォームを手がける米RapidSOSは10月25日、新たに7,500万ドル(約109億円)の資金調達を発表した。今回のラウンドはセキュリティ関連のVCである米NightDragonが主導。同社の累計調達額は2億5,000万ドル(約360億円)を超えた。

Updated by DX Laboratory on October, 31, 2022, 4:00 am JST

緊急通報DXのRapidSOS、新たに7,500万ドルを調達【PR Newswire 10/25】
RapidSOSは2012年に設立。本社はニューヨーク。緊急通報に対応する911やファーストレスポンダー(救急隊員や警察官など、緊急時の第一対応者)に、様々なデバイスやアプリ、センサーなどのデータを共有するプラットフォームを開発・提供。90社以上のハイテク企業、50社以上の公共安全ソフトウェアベンダー、1万5,000以上の緊急通報受理機関が顧客やユーザーになっている。

RapidSOS ウェブサイトより。

同社のプラットフォームは、ユーザーの転倒を検知するスマートウォッチからドライバーの位置を正確に特定できる自動車、火災を検知するホームシステムまで、様々なデバイスやアプリ、センサーと連携し、現場の状況把握に役立つ重要データをファーストレスポンダーに提供。2022年だけでも、すでに1億3,000万件以上の緊急通報をサポートしたという。

同社は現在、米国と英国/欧州、南米で事業を展開しており、日本と南アフリカでもまもなくサービスを開始する予定。日本ではNTTドコモの出資を受け、戦略的パートナーシップを結んでいる。

参照リンク
RapidSOS Raises $75 Million to Expand Intelligent Safety Platform(PR Newswire)
RapidSOS, a big data platform for emergency first responders, raises $75M(TechCrunch)
Big data-powered emergency response platform RapidSOS raises $75M(SiliconANGLE)
RapidSOS:https://rapidsos.com/