DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

(写真:Singleline / shutterstock

次世代の測量を実現する。国内初のドローン搭載用レーザースキャナ開発企業が資金調達

国内初のドローン搭載型レーザースキャナを手がける株式会社amuse oneselfは11月29日、株式会社フジタを引受先とする第三者割当増資および三井住友銀行、みずほ銀行等からの借入による総額10億円の資金調達を発表した。

Updated by DX Laboratory on December, 1, 2022, 4:00 am JST

ドローン搭載型レーザースキャナのamuse oneself、新たに10億円を調達【PR TIMES 11/29】
amuse oneselfは2011年に設立。本社は大阪府大阪市。ドローン搭載型レーザースキャナや長時間飛行が可能なハイブリッドドローンを開発・提供。2017年には、国土交通省が実施する「革新的河川管理プロジェクト」の「陸上・水中レーザードローン」開発チームに選定され、2019年にその開発を完了させている。

株式会社amuse oneself ウェブサイトより。

同社の主力製品であるドローン搭載型レーザースキャナー「TDOT 3 GREEN」は、高密度な点群データの取得が可能で、水に吸収されにくい特性を持ったグリーンレーザーを採用。短時間で広範囲の高精度3次元測量を実現し、これまで近赤外線レーザーでは測定が困難だった、雨に濡れた地面や水中の地形に対しても、正確な点群データを取得できるという。

調達資金については、継続的な新規技術開発の推進、エンジニアや技術営業職の人材採用の促進、生産・調達体制の拡充と最適化などに活用する見込み。また、海外での事業展開を狙った管理・組織体制の強化も進めるという。

参照リンク
ドローン搭載用レーザースキャナーの開発会社amuse oneselfが、総額10億円の資金を調達し、さらなるドローンの新規事業展開の加速化に着手(PR TIMES)
株式会社amuse oneself:https://amuse-oneself.com/