DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

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(写真:Singleline / shutterstock

データドリブンな「材料開発」を実現。AI活用の材料開発ソリューション

材料開発向けのAIソフトウェアを手がけるCitrine Infomaticsは1月4日、シリーズCラウンドで1,600万ドル(約21億円)の資金調達を発表した。今回のラウンドは米VCのPrelude VenturesおよびInnovation Endeavorsが主導し、Drive Catalyst、Alumni Ventures、ISAI Cap Venture、Presidio Venturesなどが参加。同社の累計調達額は6,070万ドル(約80億円)となった。

Updated by DX Laboratory on January, 6, 2023, 4:00 am JST

材料開発DXのCitrine Infomatincs、シリーズCラウンドで1,600万ドルを調達【Businesswire 1/4】
Citrine Infomaticsは2013年に設立。本社は米カリフォルニア州レッドウッドシティ。データ駆動型の材料開発や化学品開発のためのマテリアル・インフォマティクス(MI)ソリューションを提供。マテリアル・インフォマティクスは、データサイエンスや機械学習技術を材料科学や材料工学に応用し、材料の発見や設計、最適化を目指す取り組み。同社の顧客には、特殊化学品、CASE(コーティング、接着剤、シール材、エラストマー)、電池、エネルギー、消費財、飲料・食品、金属。合金、航空宇宙など、幅広い業界の企業が含まれるという。

Citrine Infomatics ウェブサイトより。

調達資金については、材料・化学品設計プラットフォームのさらなる開発に充てるとのこと。Prelude Venturesのマネージングディレクターを務めるMark Cupta氏は「Citrineのプラットフォームは、製品開発の方法を根本的に変えるもの」とし、「顧客に大きな付加価値を与えるだけでなく、材料や化学品、製造業界にとってより持続可能な未来を切り開くための大きな可能性を秘めている」とコメントしている。

参照リンク
Citrine Informatics Raises $16M in Series C Financing(Businesswire)
ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社:投資先企業
Citrine Infomatics:https://citrine.io/