DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

(写真:Derplan13 / shutterstock

プログラミング未経験者でもOK。EC特化のツール作成クラウドサービス

EC事業者の業務効率化を支援するクラウドサービスを手がけるテープス株式会社は1月5日、プレシリーズAラウンドにて約5,000万円の資金調達を発表した。小売・流通を DX・SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)するスタートアップを対象とするVCファンドの運用を行うNew Commerce Venturesが運営する、コマース領域特化型 VC ファンド「New Commerce Explosion 投資事業有限責任組合」を引受先とした第三者割当増資による調達。

Updated by DX Laboratory on January, 10, 2023, 4:00 am JST

EC事業者向けWEBシステムのテープス、プレシリーズAラウンドで約5,000万円を調達【PR TIMES 1/5】
テープスは2022年4月に設立。本社は神奈川県茅ヶ崎市。EC事業者がオリジナルの業務効率化ツールを作れるクラウドサービス「テープス」を開発・提供。同ツールは、APIを介してECモール・カートや受注管理システム、Google スプレッドシート、チャットツール、CRM、データベースなど、EC事業者が日々の業務で利用する様々なサービスの機能を自由に組み合わせ、プログラミングの知識や経験がなくても、自社独自の業務を自動化するツールを作成できるというもの。2021年5月にサービスを開始し、現在約500社に利用されているという。

テープス株式会社 ウェブサイトより。

同社は調達資金の使い途について、ユーザビリティの改善や接続先・機能の増加、サービスレベルの改良などに言及。New Commerce Venturesの代表取締役を務める大久保洸平氏は「日本においては今後、小売を始めDXがより一層求められていく一方で、エンジニア不足は深刻化していく」とし、「EC業務の効率化・自動化を提供するテープス社は日本の課題解決をしていける会社」とコメントしている。

参照リンク
テープス株式会社、New Commerce Ventures より資金調達を実施し、EC 特化ノーコードツール「TēPs」の事業開発体制を強化(PR TIMES)
インタビュー:EC業務の「スキマ」を埋めて、ショップの「ありがとう」を増やしたい〜 テープス株式会社 田渕健悟 #State-Of-Commerce Vol.13(REWIRED)
テープス株式会社:https://teps.io/