このレポートによれば、同市場は2022年に112億3,000万ドル（約1兆6,600億円）規模と評価され、2030年までCAGR（年平均成長率）22.8%で推移。デジタル化や自動化の拡大、設備投資コスト削減ニーズの高まりが市場の成長を後押しし、2030年の市場規模は582億4,000万ドル（約8兆6,000億円）まで拡大すると予想されている。
Insight Partnersは同市場について、クラウド移行プロジェクトの複雑さや特別な専門知識の必要性が新規参入の障壁となっており、既存のクラウド移行サービスプロバイダーに優位性をもたらしていると指摘。2020年にクラウド移行やデジタル変革を支援する「Cloud First」部門を新設したアクセンチュア、2021年にドイツでのデータセンター事業の拡大やクラウドインフラの充実に10～20億ドルを投じることを発表したGoogle Cloudなどの動きに注目している。
このほか、このレポートは同市場の主要企業としてヒューレット・パッカード エンタープライズ、IBM、SAP、Capegemini、AWS、マイクロソフト、VMWare、NTT DATA Americaなどに言及。スタートアップでは、データレイクやデータウェアハウスからの自動クラウド移行サービスを手がけ、2022年8月にマイクロソフトとも提携したカナダのNext Pathwayも取り上げられている。
参照リンク
Cloud Migration Services Market worth $58.24 Billion by 2030 – Exclusive Report by The Insight Partners
Cloud Migration Services Market Statistics Report – Size, Share & Forecast 2030
