DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

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(写真:Sundry Photography / shutterstock

AWSがデータ転送手数料を撤廃、Google Cloudに追随

AWSは3月5日、外部のクラウドサービスやオンプレミスにデータを転送する際の手数料を全世界で撤廃することを発表した。今年1月に同様の手数料を撤廃したGoogle Cloudに続く動きとなる。

Updated by DX Laboratory on March, 13, 2024, 5:00 am JST

AWSではすでに、月100GBまでのデータについては無料での外部への転送を認めており、90%以上の顧客はこの範囲に収まっているという。ただし、この転送量は大企業がデータベース全体を外部に移行するような場合には十分ではなかった。

AWSによれば、100GB以上のデータ転送が必要な場合には、AWSサポートにコンタクトを取って手続きを行う形となるという。

クラウドプロバイダーの「エグレス料金(クラウドサービスから外部へのデータ転送に課される料金)」をめぐっては、EUデータ法が1月11日に施行。この法律は、欧州でサービスを展開するクラウドプロバイダーに対し、商業的、契約的、技術的、組織的な障害など、競合サービスとの「効果的な切り替えの障害」を取り除くことを求めるもので、エグレス料金についても撤廃を求めている。

この話題を取り上げたTech Crunchでは、「Google Cloudに続くAWSの発表を受け、マイクロソフトもこの動きに続く可能性が高い」と指摘している。

参照リンク
Free data transfer out to internet when moving out of AWS | AWS News Blog
AWS follows Google in announcing unrestricted free data transfers to other cloud providers | TechCrunch
Amazon’s AWS removes data transfer fees for clients switching to rivals | Reuters