Forresterは、世界中の様々な業種・規模の企業のIT意思決定者420人を対象に調査を実施。この中で、「直近の会計年度において、クラウド支出が予算額を超過した」とした回答者の割合は72%に上った。特に、アジア太平洋地域では過去2年で87%の企業がクラウドの予算額を超過しており、このうち69%が今年度も予算を超過すると予想。また、クラウドの導入が加速している分野としては、IT運用におけるアプリケーション／ワークロード（54％）、ハイブリッドワーク（50％）、ソフトウェア開発プラットフォーム／ツール（45％）、デジタルエクスペリエンス（44％）などが挙げられている。
同社によれば、コスト増の具体的な要因となっているのは、過剰なストレージやネットワーク帯域幅の過剰消費で、回答者の52%が「過剰なストレージ」、42%が「帯域幅の過剰消費」を予算超過の要因に挙げたという。また、より一般的な要因としては、44%が「統合戦略の欠如」を挙げている。
米国では、2026年までにパブリッククラウドへの支出額が10億ドル（約1,500億円）を超えると予想されている。
参照リンク
Poor architectural visibility leading to cloud cost blowout, report warns
Forrester: IT departments are blowing their cloud budgets | Computer Weekly
Independent Study by Boomi Links Wasted Cloud Spend to Blind Cost Management Strategies
Independent Study by Boomi Links Wasted Cloud Spend to Blind Cost Management Strategies | Business Wire
