オラクルは2019年に東京、2020年に大阪でクラウドのリージョン(データセンターを設置する独立したエリア)を立ち上げていた。今回の投資の一部は、主にこれらの地域での新たなデータセンターの建設に費やされる見込みだという。日本オラクルの三澤智光CEOは「日本でクラウドの事業を拡大し、国内のソブリン要件対応をサポートするチームを強化します。お客様やパートナー企業が、規制や主権に関する要件に対応しながら、AIやクラウドサービスの活用によるイノベーションの機会を提供します」とコメントしている。
米国企業の日本におけるクラウド・AI投資では今月、マイクロソフトが今後2年間で29億ドル(約4,500億円)を投じる計画を発表。また、AWSも今年1月、2027年までの5年間で2兆2,600億円を投資する計画を明かしていた。
参照リンク
Oracle to invest over $8 billion in Japan in cloud computing, AI | Reuters
Oracle to Spend $8 Billion in Japan on Cloud Services, AI
Oracle to invest $8bn in Japan to support cloud computing demand
Oracle to spend over $8bn to build more data centers in Japan – Nikkei Asia