![雨の波紋](https://stg.moderntimes.tv/cms/wordpress/wp-content/uploads/2022/05/p20220603-8007-1024x681.jpeg)
![京都南禅寺の疎水橋](https://stg.moderntimes.tv/cms/wordpress/wp-content/uploads/2022/05/p20220603-3372-1024x681.jpeg)
![土砂降り](https://stg.moderntimes.tv/cms/wordpress/wp-content/uploads/2022/05/p20220603-4576-1024x650.jpeg)
![アジサイ](https://stg.moderntimes.tv/cms/wordpress/wp-content/uploads/2022/05/p20220603-3851-1024x683.jpeg)
![身延参り](https://stg.moderntimes.tv/cms/wordpress/wp-content/uploads/2022/05/p20220603-4581-1024x678.jpeg)
![走り梅雨](https://stg.moderntimes.tv/cms/wordpress/wp-content/uploads/2022/05/p20220603-3052-1024x681.jpeg)
![都会の雨](https://stg.moderntimes.tv/cms/wordpress/wp-content/uploads/2022/05/p20220603-03-1024x651.jpeg)
![小さな蝶](https://stg.moderntimes.tv/cms/wordpress/wp-content/uploads/2022/05/p20220603-6736-1024x681.jpeg)
最初に雨の美しさに気づいたのは、福井県小浜市を取材しているときだった。6月のとにかく蒸し暑い日で、突然激しく降り出した。
カメラを抱きかかえるようにして逃げ込んだ寺の軒先で、雨に濡れる美しい山門を見た。たちまちに濡れた地面からは、雨の匂いが立ち上った。
そのときに、気がついた。日本の美しい風景と雨は切り離せない。以来、雨の虜になった。僕はこれからも、変わりゆく日本の風景とともにある雨を撮り続けるだろう。
![雨と睡蓮](https://stg.moderntimes.tv/cms/wordpress/wp-content/uploads/2022/05/p20220603-2061-1024x685.jpeg)
![老夫婦](https://stg.moderntimes.tv/cms/wordpress/wp-content/uploads/2022/05/p20220603-4336-1024x681.jpeg)
![栃木市](https://stg.moderntimes.tv/cms/wordpress/wp-content/uploads/2022/05/p20220603-6307-1024x685.jpeg)
![雨上がりの朝](https://stg.moderntimes.tv/cms/wordpress/wp-content/uploads/2022/05/p20220603-9927-2-1024x742.jpeg)
佐藤秀明/佐藤秀明作品集
京都の南禅寺から、哲学の道を辿って法然院へ。暗い林の中、山門の奥の若葉が輝いて見える。雨が降ったら必ず訪ねるお寺だ。
写真家の佐藤秀明氏は20年以上にわたり、全国各地の雨の写真を撮り続けている。写真家の目を通して雨の風景を見てみれば、憂鬱な季節に対する印象が変わってくるかもしれない。
最初に雨の美しさに気づいたのは、福井県小浜市を取材しているときだった。6月のとにかく蒸し暑い日で、突然激しく降り出した。
カメラを抱きかかえるようにして逃げ込んだ寺の軒先で、雨に濡れる美しい山門を見た。たちまちに濡れた地面からは、雨の匂いが立ち上った。
そのときに、気がついた。日本の美しい風景と雨は切り離せない。以来、雨の虜になった。僕はこれからも、変わりゆく日本の風景とともにある雨を撮り続けるだろう。