「奇数っぽい奇数」と「偶数っぽい偶数」
ちなみに、別の研究によって、奇数の中にも「より奇数っぽい奇数」があり、偶数の中にも「より偶数っぽい偶数」があることが示されています※2。具体的には、奇数の中では、素数(5、11など)や奇数の2乗(9、49など)は「より奇数っぽい」と判断されるそうです。つまり、37は35より奇数っぽい。一方、偶数では、九九に出てくる偶数(18、42など)や2のべき乗(4、16など)は「より偶数っぽい」と判断されたというのです。つまり、64は62より偶数っぽい。たしかにそんな気もします。
この研究を前提にすると、もしかすると37はかなり男性っぽく、64はかなり女性っぽいという予測が成り立つかもしれません。どうなんでしょうか。
37. かずみ
64. かずみ
後者の方が女性っぽいと思われますか? たしかにそうかなという気もするし、そうでないような気もする。今後の研究を待ちたいところです。
ところで、この「数字のジェンダー」が、気づかぬうちに消費者行動にも影響しているのではないかという研究があるのです。