コンピュータはプログラミングされたとおりに動くという常識が変わりつつある
そもそも、コンピュータというものはプログラムどおり動くのが当たり前、バグがあったら停止するのが当然で、いくら記号の羅列という共通性があるといっても、ちゃんと動いたり動かなかったりするゲノムをデジタル情報処理系になぞらえるのは、いくらなんでも牽強付会が過ぎる、と思われる向きもあるかもしれない。しかし、現実のコンピュータの世界のほうで、コンピュータはプログラミングされたとおり100%間違いなく動くべき、という肝心要の常識のほうが実は変わりつつある。そう、いわゆるAIブームである。